沖縄で有名な廃虚スポット・中城高原ホテル撤去へ 開業できず40年超 世界遺産・中城城跡そば 県が解体し歴史体験の場に整備

世界遺産の中城城跡を中心とした県営中城公園の整備で、県土木建築部は公園内にある民間のホテル跡の解体手続きを進めている。沖縄の復帰前後に「中城高原ホテル」として開業が計画されたが、1975年の沖縄国際海洋博覧会を前に建設途中で営業を停止。40年以上にわたって廃虚と化してきた。県は3月末までに解体業者を決定し、2019年度中の撤去を予定する。今後、周辺の中城城跡や遺跡を生かした歴史体験の場として整備していく。

 ホテル跡は、中城城跡近くの南西側の最も高台に位置している。戸建て風の大小17棟が尾根沿いに連なり、展望棟やプールなどもある。延べ床面積1万1千平方メートル。撤去が進まない間に全国的にも知られた廃虚スポットとなり、撮影ロケに使われたこともあった。

引用サイト:琉球新報